「電気は、なくならない
 
と思ったんです」

40歳、未経験で飛び込んで4年。
いま図面を1から書いている

蓑輪 雅幸 サビデンキ/電気工事・4年目(44歳)

高校を出てガソリンスタンドに10年。30代は車の部品を売る営業を5年。40歳で職業訓練校に通い、未経験でサビデンキに入社した。入社半年でほぼ一人の現場に立ち、いまは現場の段取りと図面作成まで担う。「エールになるか分からないですけど」と前置きしながら、続けられた理由を話してくれた。

Story 01

電気なら、なくならないと思ったんです

生まれは鯖江です。高校を卒業してガソリンスタンドに入社して、10年ほど務めました。30代になってからは車の部品関係の仕事に移って、5年ほど営業をやっていました。ただ、車業界もハイブリッド車などが増えて部品数が減ってきて。縮小ではないですけど、このままこの会社にいていいのかなというのがあったんです。それで「自分の手に職をつけよう」と思ったときに、何が一番長持ちというか、なくなるものではないのかなと考えて、電気かなって。

営業のまま業界を変えることもできたと思います。でも元々、車を触るのが好きだったんです。自分でオーディオをつけたり、色々改造したり。何かを作る作業自体が嫌いじゃなかったので、そういう作業系がいいかなと。

ライフラインとしての電気はなくならないだろうということもあり、
選んだのが電気でした。

電気を勉強しようと思い、職業訓練所に半年通いました。ハローワークでの企業説明会がサビデンキとの出会いでした。当時ちょうど40歳で、年齢制限もあるし、未経験となるとなおさら就職枠が狭くなる。この年で且つ、未経験で募集しているところなんて、ほとんどないんですよ。そんな中でここは年齢制限がそこまでなかったので、受けてみようと思った。それが入社のきっかけです。

あれから4年経って、いまは施工だけでなく「こういう現場をこういう風にやっていこうか」という段取りの部分にもチャレンジしています。とはいえ、会社としては街の電気屋さんですから、「電球が切れたので替えに来て」「エアコンが動かなくなったので見に来て」という依頼もあるので、現場とデスクワークを往復する日々を送っています。

Story 02

任されたから、
挑戦しながら経験を積めた

入って最初の2年は、何も考えずにがむしゃらにやりました。電気工事ができませんでしたから、とにかく経験を積むしかなくて。僕が入ったときから大きい工事現場があったので、そこで「こういう流れで仕事を進めていくよ」という流れを覚えました。手を動かす現場仕事がメインだったのは、その1〜2年目ですね。

その時期の中でも、いまでも一番印象に残っているのは、入社して半年くらいで入った、カフェの新築現場です。電気図面がなくて、設計さんや大工さん、他の業者さんと話しながら作業を進めていきました。人が入らなければいけないところ以外は、ほぼ一人でやっていることもあって。「やってみ」任せていただいた現場だったんです。そんなに経験がない中で聞きながらやってはいましたが、一人で作業しながら「こういう状況ではどう繋ぐのか」と実践の中で流れを掴めた。勉強するには一番良かったのかなと思います。

その経験は、いまにも繋がっています。隣で作業されていた従業員の方とのお付き合いが、そこから続いているんです。会社としては長い付き合いのお客様ですが、僕個人としては初めてのお付き合いで。最近も、工場の機械の金属部分を触ったときに電気が来る、ちょっと危ないという連絡をいただいて見に行きました。

呼ばれて、対応して、「ありがとう」と言われる。
それが嬉しいというか、やりがいですね。

大きな仕事に限らず、感謝されるのはやっぱり嬉しいもので。電球が切れたから来てほしいという依頼で交換に行って、終わったときに「ありがとう」と言われたときも、寄り添えている気がしました。キュービクルの高圧ケーブルがパンクしたときは、たまたま在庫があったので即対応できて、お客様の不安を解消できた。自分で現場を確認して、見積もりを出して、予定を調整して、施工して、最後にお客様から言葉をもらう。この流れが一番やりがいを感じます。

もちろん、繁忙期で即時対応が叶わず、お客様を待たせてしまうこともあります。それでも「サビデンキが良いから」と待っていただける。些細なことでもちゃんと対応してきたからこそだと思うので、信頼関係が大事なんだと感じました。

だからといって、関係を続けるうえで心がけていることが特別あるわけではないんです。車の部品を売る営業をやっていたので、そこはあんまり考えたことがない。ただ、コミュニケーションが取れていないと、後々クレームになったときに揉めたりするはずで。だからなるべくそうならないように。密に取りすぎても駄目で、いい距離感でいられるのがいい。慣れ合いにならないこと、お客様との距離が近すぎないこと。それが一番気をつけていることです。

Story 03

一人の現場でも、
一人ぼっちだと思ったことはない

一人で現場に立つようになって分かったのは、周囲に聞けるということでした。一人ぼっちだと思うことがなかったというか。気軽に電話で聞ける雰囲気がありますね。「こういう状況になったんですけど、どうしたらいいやろう」「こういう風にしても大丈夫やろうか」と、確認の連絡をよくしていました。みんな現場に出ていますから繋がらないときもありますが、折り返しの電話もあるので、そこまで気にしたことはないです。聞きやすい、というのは未経験で始めた僕にとって、すごく安心感がありましたね。

聞く相手として、一番の寄り所は常務です。僕らだったら1時間かかる作業を、常務は30分で終わらせますし、本当に色々と勉強されているので知識量がすごい。大体のことは把握されていて、ある程度のことは即答で返ってくるんです。

支えてもらっているという意味では、社長から引き継ぐお客様のところに行くときも同じです。緊張はします。でも後ろ盾というか、社長がいてくれるおかげで作業ができる。ふざけての失敗は困りますけど、どうしてもどうにもならないことがあったときにサポートしてくれる体制がある。後ろで支えてくれている安心感はありますね。だから一番は、その繋がりがなくならないように気をつけています。

一人で抱えないようにするのは、会社全体の空気でもあると思います。ミスやトラブルは電話で連絡することもありますし、グループLINEに「こういうミスがあったので皆さん気をつけてください」と投稿する。現場に出ていてもコミュニケーションは取りやすいです。あとは風会議という、社内の風通しを良くするための会議もあります。工事部・太陽光・ミドリ防災と、大きく3つに分かれているので、風通しが悪くならないようにという流れで始まったと聞いています。どうしたら改善できるかを話し合って、解決していく場ですね。

自分から意識してやっていることといえば、挨拶くらいです。
挨拶が一番のコミュニケーションだと思うので。

休みも取りやすいです。全員出社の日がなければ、月1回土曜日に出れば会社的にはオッケー。翌週にまた自分がやらなければいけない仕事があって土曜に出ると、休日出勤扱いになります。休むことに文句を言われることもない。過去の職場では言いづらい場面も経験しましたから、休みやすいというのは大事ですね。いまの休日の楽しみは、子供の部活を見に行くことです。中学校でバレーボールをやっていて、僕も奥さんもバレーボールをやっていたので。中学生みんなが真剣に取り組んでいて、試合を見るのも楽しいですね。

Story 04

40代から入って4年続けられるなら、
いい会社だと思う

いま挑戦しているのは図面作成です。今までは図面を書くことなんてほとんどなかったんですけど、今年に入ってから新築現場の図面を1から全部、自分で勉強しながらやっています。個人的には、技術の向上と作業スピードを上げること。この業界に入って日が浅いので、正直まだ会社に貢献できているかどうかは分かりません。

ただ、トライアンドエラーで、トライすることに意味があると思っているので。チャレンジさせてもらえる環境があることには感謝しています。

一緒に働きたいのは

年齢関係なく、切磋琢磨できる関係を築ける仲間です。

逆に合わないのは、挑戦することを諦めてしまう人かなと思います。

エールになるか分からないですけど、40代から入って、この会社で4年経って、続けていられるということは、やっぱり会社的にもいい会社なのかなと思います。コミュニケーションは取れていると思うので、そこは気にしなくていい。資格に関しても色々挑戦させてもらっているので、未経験かどうかは、そこまで考え込まなくてもいいかなと思います。入社してから一緒に勉強していきましょう。

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