旭化成の問題は大きいですね。改ざんした社員も悪いが企業の体質としても問題ありでしょう。。。
しかし、今回の騒動の企業としての対応は早いですね。。。謝罪、調査、国交省への報告、過去10年間3,040件の報告記者会見・・・
普通なら弁護士やしかるべき人と対応を協議し、時間がかかりそうなもの・・・
かなり前から内部調査していて答えは出ていたのかもしれません。
ここで考えることは、「安心と安全」は違うということです。
「安全」は技術的に、理論的に証明され、説明されないとだめです。
過去に事故がなかったとか、1件も傾いていないとか、個人の判断ではいけません。ましてその証明するデータを改ざんするなんてもってのほかですね。
私は電気工事業ですが、
ブレーカーが落ちない程度に漏電しているにも拘らず、数値をごまかして「異常なし」と電力会社や元請けさんに報告するようなものです。
また、人に触れるような場所などで、漏電する可能性があるような不誠実な工事をしておきながら、図面で系統図や配線図、測定値を改ざんするようなものです。
仕事のルールというよりは、倫理でしょうね。
しかし、安全だからといって、お客様に安心してもらえるとはかぎりません。
「安心」は、お客様の心に唯一、「人間信頼感」が生まれた時に、初めて心が安らぐのだと思います。
「心が安らぐ」から安心なんですね!
旭化成のような大手でもそんなことがあるなんて、もしかすると、これがきっかけで住宅や小さな建物でも「改ざん」問題が明るみに出るかもしれませんね。びくびくしている会社もあるのでは・・・
自分の心は改ざんできません。
そんなところから心は安らぎませんね。