東日本大震災から5年と2ヶ月

4年前に行われた、鯖江市PTA連合会主催による「絆プロジェクト」
鯖江市から中学生15名近くが岩手県大船渡市に訪問し、子ども同士の交流と、仮設住宅に住まれてる方とお話をしたり、流しそうめんをしたり、草刈り・砂利入れ・つつじをプランターに植えて贈呈したりと、たくさんの内容で行われました。

あれから、、、、
いろんな形で、毎年1回は訪問しています。
今回は、鯖江市の職員さんが公務もありの訪問ということでしたが、時間を調整し同行させていただきました。

初日、夜7時半の出発。。。
鯖江市から大船渡市まで約900キロ、休憩しながらとしても10時間以上はかかります。
寄り道しながらですが、向こうに着いたのが9時くらいでした。
いつもお世話になってる、森食品さんに立ち寄り、近況報告のやり取りを・・・
屋台村の周辺に、ルートインホテルが建設されていたり、スーパーができたりと、少しずつ街並みが変わっていってます。
小学校や中学校も仮設校舎から、移転新築の準備がされていました。

宿泊は、今回初めて陸前高田市の「キャピタル1000」
高台にあり、海が一望できる場所です。
朝1時間半くらいウォーキングしながら、いろんなことを考えました。
たくさんの人が犠牲になって今がある。
語り継いでいく責任と、風化させてはならない強い思い!

その陸前高田市の、東日本大震災で壊滅した高田松原の再生を目指している団体、「高田松原を守る会」の方々に、松苗を贈呈しました。
ただの松苗ではありません・・・
鯖江市の方が壊滅に近かった高田松原にて「松ぼっくり」を拾い、そこから50~60センチに約5年間育てた松苗・・・
それをお渡しに訪問したのです。

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育てていただいた方の気持ちを考えると、大事な役目です。。。
慎重に松苗を取扱い、しっかりとお渡しし、33本移植しました。(写真は一部です。)
この松は、現在育てているものと併せ約7000本以上を、後日海岸沿いに植栽するとのこと・・・約50年度には立派な松となり、綺麗な松原が再生するとのことでした。。。
50年後は生きてないかもしれないですが、子や孫に伝えていきたいですね。
何となく感慨深いものがあります。。。
私はただ運んだだけですが、松に強いものを感じ、地域の皆さんの元気になればと思います!

その他、陸前高田市の市長さんや大船渡市の市長さんにもお会いすることができ(居ただけですが)、いろんな取り組みなどを聞かせていただく貴重な機会となりました。
奇跡の一本松も、毎回ですが見てきました。。。
今回は違った側面から見ることができ、ひとしきり思いにふけってましたね~。

今まで数回訪問していますが、今回は「松苗」が私の魂を揺さぶる、忘れることのできない体験ができ、たくさんの方に感謝申し上げます。

陸前高田市も大船渡市も、またその他の地域も、5年と2ヶ月過ぎたとはいえ、復興はまだまだ。。。
不自由な生活を余儀なくされてる方が多いことを決して忘れてはなりません。

また次回植樹の際にはお邪魔したいと考えています。。。