仕事の報酬は仕事!

「仕事の報酬は仕事」。ソニー創業者の井深大氏が言った言葉のようです。とてもしっくりくる言葉ですね。。。経済学者のケインズは、「生産性が高まれば週に15時間くらい働けば済むようになる」と言ってたらしいですがそうはならないと思いますね。
なぜなら仕事は「楽しい」からです。

確かに、仕事の報酬はお金でもあります。生活するためにはもちろんお金が必要であり、お金を稼ぐために働いてると言うのは正論ですね。
しかし、生活していくための必要最低限の収入さえあれば、あとは「仕事の報酬は仕事」になると思います。
お金があれば多くのものが買えますよね。広くて大きなな家も買えるし、外車などの高級車も買うことができます。
しかし、こういったものはその人の価値観にもよると思いますが、がむしゃらに働く価値があるほど本質的な違いにはならないように思います。
私個人の価値観で申し上げると、金持ちになったからと言ってベートーベン以上に偉大な作曲家の音楽が聴けるわけでもない。エビスビールよりうまいビールが飲めるわけでもない。本や映画や、世の中で最も優れたものでさえ安価で手に入る。そういったことを考えると資産があること自体にはあまり魅力を感じません。(注:私は金持ちではありませんので・・・)

実は私もサラリーマン時代には、「遊ぶために働く」という考えでした。「仕事の報酬は未来の自由」という考え方・・・
20代の若造が偉そうに言ってましたね。。。
しかし経営者になってみて、それは間違いではないにしろ、人生ちっぽけに考えていたと思うんです。

結局はこつこつと仕事をして、よりよい仕事をするための素地を作っていくしかないですね。
そしてよりよい仕事をして、信頼を得てさらに仕事をいただく・・・その意味で「仕事の報酬は仕事」と思うのです。