遠くを図る者は富み、近くを図る者は貧す。
それ、遠きを図る者は百年のために杉苗を植う。
まして春蒔(ま)きて、秋、実る物においてをや。
故に富有なり。
近くを図る者は、
春植えて、秋実る物をも、尚、遠しとして植えず。
唯眼前(たんがんぜん:ただ、目の前)の利に迷うて蒔かずして取り、
植えずして刈り取る事のみ眼につく。
故に貧窮す。
これは、
150年以上も前に活躍した農政家:二宮尊徳(金次郎)の教えです。
会社経営における戦略思考とは、
「お客様の利益」「会社の利益」「将来の利益」「現在の利益」の4つを、バランスさせることだと思うんです。
しかし、深く考えないと、この4つのバランスをとることは、かぎりなく難しいものですね。
自分のような小規模の会社はもちろん、大企業といえども、ヒト・モノ・カネ・時間という経営資源が有り余っている会社は、ほとんどないでしょう。
そうなると、最小の努力で、最大の成果を生み出す思考が欠かせなくなります。
と言うことは、長期的・総合的な視点が必要になる戦略思考が、どうしても必要になるのです。
二宮尊徳も言っている(遠くを図る)ように、、、、
戦略思考を持たないのは、
行く先も、期間も、行程も決めずに旅行の準備をしているようなものです。
きっと、バタバタとした旅行になることでしょう。
未来は明日つくるものではない。
今日つくるものである。
未来は、
今日を踏まえた「意思決定」と「行動」によって、
今日からつくり出すものである。
~ドラッカーの言葉より~
明日からは、連休明け!
気を引き締めていきましょう!(^^)!