熊本御船町・益城町の危機 {その1}

先日、8月17日夜の19時に出発して、熊本県に向かいました。目的は、ダンボールベッドのお届け。。。

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ミドリ防災という防災事業を創業し、かねてから熊本震災で何かしたい、、、
そして現地を見て防災事業に活かしたいという思いがありましたが、この度鯖江市防災危機管理課にお世話いただき、熊本県益城町・御船町に行ってきました。
一言でいうと、「えっ、まだこんな状況なの?」でした。
マスコミなどの報道も4ヶ月がたつと落ち着き、忘れ去られてますね。。。。
もう復興に目途が立ち、終息してるんだろうなあと思っているところ、見えてきたのは傾いた家、倒壊したまま手つかずの住宅街、商店街・・・・

益城町は、最も震度が大きかった「震度7」
4月14日午後9時26分の前震及び、4月16日午前1時25分頃の本震共に「震度7」
「前震」や「本震」という言葉を初めて聞いたような気がしましたね。

向こうでお話を聞いたのが、
玉来郵便局長の永野公夫さんと、御船町の民生委員さんをしている宮本恵理子さん。。。。
お二人とも、震災に対するコミュニティの在り方や行政の対応、そして今後いかにまちを守っていくかを真剣に考えている地域の頼れる人たちです!

益城町の地域には、布田川断層と、日奈久断層という二つの断層が走るようで、地盤も良くなくて古い建物も多い感じである。
そして御船町も70~80%が全損及び一部損壊。
罹災証明の1次審査や2次審査などがあるようで、また異議申し立てなどもあり、前に進まない様子・・・・
特に、大切な資源は「水」
800年前からの湧水が、1秒間に何万トンとあり、コメの味が違うほどの大切な「水」
その山、特に水を守っていかなければならない!
若い人がいなくなり、高齢化が進む中、その水路改修に何十億とかかるようです。
これは一住民の力では限界がありますね。
皆さんの力を合わせて、そして最終的には行政が本腰で取り組まないと、歴史や伝統、そして大切なものを後世に受け継いでいくことが出来ない・・・・・!!!!
こんな話は、現地で聞かないと知らなかったことです。
マスコミももっと報道すべきですし、行政も優先順位はあるでしょうけど真剣に取り組むべきですね!

また明日続きます。。。。